児島ジーンズ(KOJIMA GENES)デニム用語集|完全版
KOJIMA GENESが使う言葉、デニムにまつわる言葉を、産地・生地・染色から縫製・お手入れまで12カテゴリ・232語にまとめました。気になる言葉から辞書のように調べてご覧ください。
産地・歴史
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| デニム | Denim | タテ糸を藍(インディゴ)、ヨコ糸を白の綿糸で綾織りにした厚手の生地。フランス南部ニームの綾織物「serge de Nîmes(サージ・ドゥ・ニーム)」が語源とされる。 |
| ジーンズ | Jeans | デニムなどで仕立てられたパンツの総称。イタリア・ジェノヴァ港から積み出された綿生地「ジーン」に由来するといわれる。 |
| Gパン | G-Pan (Jeans) | 戦後日本でのジーンズの俗称。語源には、米兵(GI)のパンツ=「GIパンツ」由来説や「ジーンズパンツ」由来説など諸説ある。 |
| 児島 | Kojima | 岡山県倉敷市児島地区。綿花栽培と綿織物、帆布・学生服づくりの技術を土台に、1960年代以降に国産ジーンズの産地として確立したとされる。 |
| 岡山デニム | Okayama Denim | 児島と井原を中心に岡山県でつくられる国産デニムの総称。染め・織り・縫製の職人が集積し、世界的にも高い評価を受ける。 |
| 井原デニム | Ibara Denim | 岡山県井原市を中心につくられるデニム。藍染めと生地(織り)づくりに強みを持つ産地。 |
| ジーンズの聖地 | Holy Land of Jeans | 児島が国内外で呼ばれる通称。国産ジーンズ発祥と職人技の集積を背景に、多くのメディアがそう紹介する。 |
| 児島ジーンズストリート | Kojima Jeans Street | 児島にあるデニム専門店が軒を連ねる通り。メーカー直営やファクトリーショップが並ぶ、産地の象徴的なスポット。 |
| 児島の遺伝子(GENES) | Genes of Kojima | 染め・織り・縫製の技を世代から世代へ受け継いできた、児島の職人たちの精神を表す当ブランドの理念。 |
| 国産デニム | Japanese Denim | 日本国内で企画・製造されるデニム/ジーンズ。旧式織機による生地や丁寧な縫製など、made in Japan ならではの作り込みが特徴。 |
| ヴィンテージ | Vintage | おおむね数十年以上を経た古着ジーンズ。当時のディテールや色落ちが評価され、後年の復刻(レプリカ)の手本となる。 |
| レプリカ | Replica | ヴィンテージジーンズのディテールや生地感を、当時の仕様に忠実に再現した現代の一本。 |
| デッドストック | Dead Stock | 製造されたまま売れ残り、未使用で保管されていた品。ヴィンテージでは特に希少とされる。 |
| 大戦モデル | WWII Model | 物資統制下でつくられた戦時仕様のジーンズ。銅や工程を節約し、サスペンダーボタンやシンチバックの廃止、ステッチ・金具の簡略化などが見られる。月桂樹刻印ボタンは当時の代用ボタンの一例。 |
| アメカジ | American Casual | アメリカの労働着・軍装をルーツにしたカジュアルスタイル。デニムはその中心的アイテム。 |
| ワークウエア | Workwear | 労働のための丈夫な衣服。ジーンズはもともと鉱夫や職人の作業着として生まれた。 |
| 倉敷デニムストリート | Kurashiki Denim Street | 倉敷美観地区の近くにあるデニムの複合施設。観光とあわせて楽しめる、児島ジーンズストリートとは別のスポット。 |
| 学生服 | School Uniforms | 児島が戦前に一大産地として栄えた被服。その縫製技術が、のちのジーンズづくりの礎になった。 |
| セカンドライン | Second Line | 主力ブランドとは別に展開する派生ライン。素材や価格帯で幅を広げる役割を持つ。 |
| 綿花(めんか) | Cotton Plant | 綿糸の原料となる植物。児島は古くから綿花の栽培がさかんで、繊維産業の出発点になった。 |
| サステナブル | Sustainable | 環境への負荷を抑える考え方。長く穿いて育てる文化やオーガニック綿の活用と結びつく。 |
生地・素材
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| 綿(コットン) | Cotton | デニムの主原料となる天然繊維。吸湿性と丈夫さに優れ、育てるほどに肌になじむ。 |
| オンス(oz) | Ounce (oz) | デニム生地の重さを示す単位。1平方ヤードあたりの重量で、一般に重いほど厚手になりやすい。13〜14ozが標準とされる。 |
| ヘビーオンス | Heavy Ounce | おおよそ15〜16ozを超える厚手デニム。穿き始めは硬いが、アタリのコントラストが際立ち、経年変化が力強い。 |
| レギュラーオンス | Regular Ounce | 日常で扱いやすい13〜14oz前後のデニム。硬すぎず、初めての一本にも向く。 |
| セルビッチ | Selvedge | 旧式のシャトル織機などで織った、両端がほつれにくい「耳」付きの生地。耳に赤などの色糸(ID)が入るものも多いが、色糸は必須ではない。 |
| 赤耳 | Red Selvedge ID | セルビッチの耳に赤い色糸を織り込んだもの。識別用の耳糸の代表例で、赤以外のIDや白耳も正規のセルビッチ。 |
| 青耳・緑耳 | Blue/Green Selvedge ID | 耳の色糸が青や緑のセルビッチ。色は生地の種類や納入先を見分けるための符丁だったといわれる。 |
| スラブデニム | Slub Denim | 太さにムラのあるスラブ糸で織ったデニム。表面に不均一な凹凸が出て、タテ落ちが際立つ。 |
| ネップデニム | Nep Denim | 糸に節(ネップ)を残して織ったデニム。生地表面に白い粒が散り、素朴な風合いになる。 |
| ヒッコリー | Hickory Stripe | 白と藍の細い縦縞デニム。もともと鉄道作業員の作業着に使われた丈夫な生地。 |
| ウォバッシュ | Wabash | 藍地に水玉やドット柄を抜染した生地。ヴィンテージ由来の意匠で、児島でも人気が高い。 |
| シャンブレー | Chambray | タテ糸に色糸、ヨコ糸に白糸を使った薄手の平織り。デニムより軽く、シャツによく使われる。 |
| ダンガリー | Dungaree | 日本の生地分類では、タテ糸に白・ヨコ糸に色糸を使った綾織り。英語のdungareeは作業着やジーンズ全般を指すこともあり、文脈に注意。 |
| 帆布(はんぷ) | Canvas | 太い綿糸を平織りにした極めて丈夫な生地。児島の綿織物の原点で、鞄や靴にも使われる。 |
| ストレッチデニム | Stretch Denim | ポリウレタンなどの伸縮糸を混ぜたデニム。動きやすく体にフィットするが、色落ちの表情は穏やか。 |
| ジンバブエコットン | Zimbabwe Cotton | 長繊維で評価の高い綿。伝統的に手摘みのイメージが強いが、流通や等級は多様。毛羽が少なく、なめらかで発色のよい生地になるとされる。 |
| タテ糸(経糸) | Warp | 織物で縦方向に走る糸。デニムではインディゴで染めた藍糸を使う。 |
| ヨコ糸(緯糸) | Weft | 織物で横方向に走る糸。デニムでは主に白の綿糸を使い、生地の裏が白っぽく見えるのはこのため。色落ちで表に現れる白は、タテ糸の芯(中白)であり、これとは別。 |
| 度詰めデニム | Densely-Woven Denim | 糸の打ち込み本数を増やして密に織ったデニム。ハリと強度があり、色落ちが締まって出る。 |
| 甘織りデニム | Loosely-Woven Denim | 打ち込みを緩めに織ったデニム。柔らかく、色が早く豊かに落ちやすい。 |
| ヘリンボーン(杉綾) | Herringbone | 綾の向きを交互に返し、杉の葉のような模様に織った生地。ワークウエアに多い。 |
| ダック生地 | Duck Canvas | 帆布より目の詰まった厚手の綿平織り。カバーオールやワークパンツに使う。 |
| オーガニックコットン | Organic Cotton | 農薬・化学肥料の使用を抑えて栽培された綿。環境に配慮したデニムに用いられる。 |
| 目付(めつけ) | Fabric Weight | 生地の重さの度合い。オンスと近い概念で、厚みや堅牢さの指標になる。 |
| 打ち込み本数 | Thread Density | 一定の幅に織り込む糸の本数。多いほど密で丈夫、少ないほど柔らかい。 |
| チノクロス | Chino Cloth | 綾織りの丈夫な綿生地。チノパンツに使われる。名称の由来には諸説ある。 |
| コーデュロイ | Corduroy | 表面に畝(うね)のある起毛生地。デニムとは別素材だが、ワークやカジュアルで使う。 |
| ブラックデニム | Black Denim | 硫化染料などで黒く染めたデニム。穿き込むとグレーや墨色へ褪せていく。 |
| ホワイトデニム | White Denim | 染めていない、または白い糸で織ったデニム。当ブランドはジンバブエ綿の白デニムを展開。 |
| カラーデニム | Color Denim | インディゴ以外の色で染めたデニム。カーキやブラウンなど。 |
| テンセル(リヨセル) | Lyocell (TENCEL is a brand) | 木材パルプ由来の再生セルロース繊維(リヨセル)。なめらかで落ち感があり、混紡に使われる。TENCELはリヨセルの代表的な商標。 |
| リネン(亜麻) | Linen | 亜麻から作る植物繊維。通気性にすぐれ、夏向けにデニムと混ぜることもある。 |
| 二重織り | Double Cloth | 表裏2層の組織を同時に織る生地。糸や色を変えることもあり、厚みと独特の表情を出す。 |
| ノンセルビッチ | Non-Selvedge | 革新織機で織った、耳のない切りっぱなしの生地。量産デニムの主流。 |
糸
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| 番手(ばんて) | Yarn Count | 糸の太さを示す単位。綿番手では数が大きいほど細く、小さいほど太い(単位体系により逆の場合もある)。デニムの表情を左右する。 |
| ムラ糸 | Slub Yarn | 太さが不均一な糸。織り上げるとデニム表面に凹凸が生まれ、タテ落ちが強く出る。 |
| 撚り(より) | Twist | 繊維に加える「ねじり」。ねじる向きでS撚りとZ撚りに分かれ、綾の向きと相まって、生地の風合いを左右する要素の一つ。 |
| リングスパン糸 | Ring-Spun Yarn | 繊維をねじりながら紡ぐ伝統的な糸。強さとムラのある表情を併せ持ち、味わい深い色落ちを生む。 |
| 空紡糸(オープンエンド) | Open-End Yarn | 空気の力で高速に紡ぐ糸。生産性は高いが均一で、リングスパンほどの陰影は出にくい。 |
| コアヤーン | Core-Spun Yarn | 芯にポリエステル、周りに綿を巻いた複合糸。丈夫でほつれにくく、表面は綿らしく色落ちする。 |
| 綿糸(めんし) | Cotton Yarn | 綿100%の糸。合成繊維の普及で一時減ったが、ヴィンテージ回帰とともに再評価された。 |
| 芯白(しんぱく) | Core White | 糸の表面だけを藍で染め、芯に白を残した状態。中白と同義の通称で、ロープ染色など表面染めで生じやすく、タテ落ちの源になる。 |
| 単糸(たんし) | Single Yarn | 撚り合わせをしていない一本の糸。ヴィンテージデニムの基本。 |
| 双糸(そうし) | Ply Yarn | 単糸を二本撚り合わせた糸。強度が増し、均一な表情になる。 |
| S撚り | S-Twist | 糸の傾きが「S」の字の中央のように見える撚り方。撚りの向きと綾の組み合わせで生地の表情が変わる。 |
| Z撚り | Z-Twist | 糸の傾きが「Z」の字の中央のように見える撚り方。デニムのタテ糸にはZ撚りが用いられることが多い。 |
| 毛焼き(ガス焼き) | Gassing | 糸表面の毛羽をガス炎で焼き、なめらかにする加工。光沢と均一さが出る。 |
| 落ち綿 | Cotton Waste | 紡績などの工程で落ちる短い綿の繊維くず。再利用して素朴な風合いやネップ感を出すことがある。 |
| 甘撚り(あまより) | Low Twist | 撚りの弱い糸。柔らかい風合いになるが、強度は控えめ。 |
| 強撚り(きょうねん) | High Twist | 撚りの強い糸。シャリ感と強度が出る。 |
織り・製法
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| 綾織り(ツイル) | Twill | 斜めの畝(綾目)が走る織り方。デニムの基本で、丈夫でしなやか。 |
| 右綾 | Right-Hand Twill | 綾目が右上がりに走る織り。ざっくりとした立体感が出やすいと言われるが、糸や密度、加工でも表情は変わる。 |
| 左綾 | Left-Hand Twill | 綾目が左上がりに走る織り。フラットでやわらかいと言われる。当ブランドの17oz左綾などに用いる。 |
| 破れ綾 | Broken Twill | 綾目の向きを交互に反転させた織り。ねじれ(パッカリング偏り)を抑える狙いがある。 |
| 平織り | Plain Weave | タテ糸とヨコ糸を交互に組む最も基本的な織り。帆布やシャンブレーに用いる。 |
| 力織機(シャトル織機) | Shuttle Loom | 杼(シャトル)を左右に飛ばして横糸を通す旧式の織機。幅は狭いが、耳のある味わい深い生地を織る。 |
| 旧式織機 | Vintage Loom | シャトル織機など古い織機の総称。生産性は低いが、ムラのある独特の表情を生む。 |
| 革新織機 | Projectile/Rapier Loom | 高速で幅広の生地を織る現代の織機。効率は高いが耳はできない。 |
| 生地幅 | Fabric Width | 織り上がる生地の幅。シャトル織機は狭幅(目安75cm前後・約30インチ)、革新織機は広幅(目安150cm前後)が多い。機種や設定で変わる。 |
| 糊付け(サイジング) | Sizing | 糸や生地に糊を与えて強度と張りを持たせる工程。リジットの硬さやパリッと感の一因。 |
| ドビー織り | Dobby Weave | 小さな幾何柄を織り出す技法。デニム地に地紋をつけるときに使う。 |
| 耳(みみ) | Selvedge Edge | 生地の両端のほつれない縁。「セルビッチ」はこの耳を指す。 |
| ジャガード織り | Jacquard | 糸の上下を一本ずつ制御し、複雑な柄を織り出す技法。 |
| 反(たん) | Bolt (Tan) | 織り上がった生地を巻いた単位。長さは用途や規格によって異なる。 |
染色
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| インディゴ | Indigo | デニムのタテ糸を染める青の染料。染めた直後は黄緑〜茶で、空気に触れて酸化し青に発色する。 |
| 藍染め | Aizome (Natural Indigo) | 蓼(たで)藍などの植物から採った天然藍を発酵させて染める、日本の伝統的な染色。 |
| 合成インディゴ | Synthetic Indigo | 化学的に合成された藍染料。安定した色と量産に向き、現代デニムの主流。 |
| ロープ染色 | Rope Dyeing | 糸をロープ状に束ね、藍浴に繰り返し浸けて染める方法。芯白をつくり、タテ落ちの土台になる。 |
| かせ染め | Hank Dyeing | かせ(束)にした糸を浴槽で染める伝統手法。浸透は深くなりやすい一方、条件によってはムラも出る。量産デニムの主流はロープ染色。 |
| 硫化染料 | Sulfur Dye | 黒や褐色を出すのに使われる染料。ブラックデニムなどに用いられ、全体的に褪せていく。 |
| 先染め | Yarn Dyeing | 生地に織る前の糸の段階で染める方法。デニムは基本的にタテ糸を先染めする。 |
| 後染め(製品染め) | Garment Dyeing | 縫い上げた製品を丸ごと染める方法。色ムラや独特の風合いが出る。 |
| オーバーダイ | Overdye | 既に色のある生地・製品の上から重ねて染めること。深みや色替えのために行う。 |
| 中白(なかじろ) | Core White | 染まっていない糸の芯の白。摩擦で表面が削れると現れ、色落ちの明暗をつくる。 |
| スレン染料 | Vat Dye | 堅牢度の高い建染(たてぞめ)染料。褪色に強く、安定した色を出す。 |
| 抜染(ばっせん) | Discharge Print | 染めた生地の一部を薬剤で脱色し、柄を出す技法。ウォバッシュのドットなどに使う。 |
| 顔料染め | Pigment Dye | 繊維に染み込ませず表面に定着させる染め。擦れると早く色が落ち、独特の風合いになる。 |
| 藍甕(あいがめ) | Indigo Vat | 天然藍を発酵させ、建てるための甕。職人が状態を見極めて染める。 |
| 浸染(しんせん) | Dip Dyeing | 染液に浸して染める方法の総称。かせ染めもこの一種。 |
| 反応染料 | Reactive Dye | 繊維と化学的に結びつく染料。ブラックのオーバーダイなどに使われる。 |
| ムラ染め | Uneven Dyeing | あえて濃淡のムラを出す染め。表情に深みを与える。 |
| 引き染め | Brush Dyeing | 刷毛で染料を塗り広げて染める手法。部分的な色づけに使う。 |
| ピュアインディゴ | Pure Indigo | ほかの染料を混ぜず、インディゴだけで染めること。色味は染色の条件によって変わる。 |
| ビーム染色 | Beam / Slasher Dyeing | タテ糸をシート状に並べて染める量産向けの染色。ロープ染色と対比される。 |
シルエット
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| ストレート | Straight | 腿から裾までまっすぐ落ちる、最も定番のシルエット。 |
| スリム | Slim | 全体的に細身で、脚のラインに沿うシルエット。 |
| テーパード | Tapered | 腰回りにゆとりを持たせ、裾に向かって徐々に細くする形。 |
| ブーツカット | Bootcut | 膝下から裾へ向けてわずかに広げた形。ブーツを納めやすい。 |
| フレア | Flare | 膝下から大きく広がるシルエット。1970年代に流行。 |
| ワイド | Wide | 腰から裾までゆったり太い形。近年人気が高い。 |
| バギー | Baggy | ワイドよりさらにたっぷりとした、だぼっとした形。 |
| スキニー | Skinny | 脚に密着する極細のシルエット。ストレッチ素材が多い。 |
| バレル | Barrel | 腿を膨らませ裾を絞る、樽のような曲線のシルエット。 |
| レギュラー | Regular | 太すぎず細すぎない標準的な太さ。定番の穿き心地。 |
| ルーズ | Loose | 全体にゆとりを持たせたリラックスした形。 |
| クロップド | Cropped | 足首が見える短めの丈。ロールアップとも相性がよい。 |
| セミワイド | Semi-Wide | ワイドとレギュラーの中間の太さ。穿きやすくバランスがよい。 |
| バルーン | Balloon | 太めに膨らませ、裾をすぼめた丸みのある形。当ブランドのLELAXで展開。 |
| ペグトップ | Peg Top | 腰回りにゆとりを持たせ、裾を細く絞った形。 |
アイテム・種類
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| デニムジャケット(Gジャン) | Denim Jacket | デニムで仕立てた上着。型により世代(1st〜3rd等)があり、ジーンズ同様に育つ。 |
| カバーオール | Coverall | 日本のデニム/ワーク文脈では腰丈のワークジャケットを指すことが多い。英語のcoverallはつなぎ型の全身作業着を含む。 |
| オーバーオール | Overalls | 胸当てと吊り紐の付いたつなぎ型ボトム。サロペットとも呼ぶ。 |
| サロペット | Salopette | オーバーオールの別称。ファッション文脈で使われることが多い。 |
| ペインターパンツ | Painter Pants | 塗装職人の作業着に由来するパンツ。ハンマーループやスケールポケットが特徴。 |
| ベイカーパンツ | Baker Pants | 軍のパン職人の作業着が起源とされる、貼り付けポケットのワークパンツ。 |
| ダブルニー | Double Knee | 膝に生地を重ねて補強したパンツ。作業でも擦り切れにくい。 |
| デニムシャツ | Denim Shirt | デニムやシャンブレーで仕立てたシャツ。軽い生地が中心。 |
| ワークパンツ | Work Pants | 労働用の丈夫なパンツの総称。ペインターやベイカーなどを含む。 |
| スケールポケット | Rule Pocket | 定規や工具を挿すための縦長ポケット。ワークパンツの象徴。 |
| ファイブポケット | Five-Pocket | 前2・後2・コインポケットの5つで構成された、ジーンズの基本形。 |
| チノパンツ | Chino Pants | チノクロスで仕立てたパンツ。当ブランドは40'sモデル等を展開。 |
| コンボパンツ | Combo Pants | デニムと別素材を組み合わせたパンツ。当ブランドの定番カテゴリ。 |
| ショートパンツ(ショーツ) | Shorts | 膝上丈の短いパンツ。デニムやコンボ素材で展開。 |
| カーゴパンツ | Cargo Pants | 大型の貼り付けポケットが付いた、作業向けの機能的なパンツ。 |
| ベスト | Vest | 袖のない上着。デニムやワーク素材で仕立てる。 |
| ライズ(股上) | Rise | 股の縫い合わせから腰までの高さ。ハイライズ/ローライズなど、シルエットの印象を大きく決める。 |
ディテール・パーツ
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| リベット | Rivet | ポケット口など力のかかる箇所を留める銅などの金具。糸だけでは補えない強度を補強する。 |
| 隠しリベット | Concealed Rivet | バックポケットの内側に打ち、外から見えないようにしたリベット。家具などを傷つけない工夫。 |
| クロッチリベット | Crotch Rivet | 股の合わせ目に打った補強リベット。ワークウエア期の名残で、ヴィンテージの象徴。 |
| 閂止め(かんどめ) | Bartack | ベルトループやポケット口など、破れやすい箇所を細かく往復して補強する縫い。 |
| シンチバック | Cinch Back | 後ろ腰のベルト状のサイズ調整具。今はクラシックな意匠として付けられることが多い。 |
| コインポケット | Coin Pocket | 右前ポケット内の小ポケット。もとは懐中時計入れで「ウォッチポケット」とも。 |
| ボタンフライ | Button Fly | 前開きをボタンで留める仕様。ヴィンテージ由来で、金具の当たりが少ない。 |
| ジッパーフライ | Zipper Fly | 前開きをファスナーで留める仕様。開閉が容易で普及している。 |
| トップボタン | Top Button | ウエスト先端のボタン。ブランドの刻印やドーナツ型など意匠が凝らされる。 |
| 月桂樹ボタン | Laurel Button | 大戦モデルに見られる、月桂樹を刻んだ代用ボタン。物資統制期の名残。 |
| パッチ | Patch | 右後ろ腰に付くブランド表示ラベル。革製と紙製があり、経年で味が出る。 |
| 革パッチ | Leather Patch | 革製のパッチ。使い込むほど色と艶が育つ。 |
| タブ | Tab | バックポケット脇に付く小さな布ラベル。ブランドの目印。 |
| フラッシャー | Flasher | バックポケットに付く紙タグ。品番や特徴を記したもので、ヴィンテージでは資料的価値も。 |
| ヨーク | Yoke | 後ろ腰の切り替え布。角度をつけて体の丸みにフィットさせる。日本語で「山はぎ」。 |
| ベルトループ | Belt Loop | ベルトを通す輪。中央が盛り上がる「中盛りループ」はヴィンテージの特徴。 |
| バンザイループ | Banzai Loop | ウエスト縫製時にループが上へ伸び、万歳のような形になる旧来の製法。 |
| スレーキ | Pocket Bag | フロントポケットの袋布。丈夫な平織りや綾織りが使われる。 |
| ハンマーループ | Hammer Loop | 腿脇に付く工具用の輪。ペインターパンツやオーバーオールの名残。 |
| アーキュエイトステッチ | Arcuate Stitch | バックポケットに施す弧を描いたデザインステッチ。ブランドの象徴になることが多い。 |
| インシーム | Inseam | 股下から裾までの内側の縫い目。丈(レングス)を測る基準になる。 |
| アウトシーム | Outseam | 脇を走る外側の縫い目。セルビッチはここを開くと見える。 |
| 比翼(ひよく) | Fly Placket | 前開きのボタンやファスナーを覆う当て布。フライとも呼ぶ。 |
| ボタンホール | Buttonhole | ボタンを通す穴。かがりの色や形にブランドの個性が出る。 |
| 力ボタン(ちからボタン) | Reinforcement Button | 裏側から留めて負荷を分散させる補助ボタン。 |
| ウエストバンド | Waistband | 腰回りの帯状の部分。パッチやループが付く。 |
| フロントポケット | Front Pocket | 前面のポケット。スレーキ(袋布)で仕立てられる。 |
| バックポケット | Back Pocket | 後ろのポケット。アーキュエイトステッチやタブが付くことが多い。 |
| ドーナツボタン | Donut Button | 中央がくぼんだ円環状のボタン。ヴィンテージらしい意匠。 |
| 紙パッチ | Paper Patch | 紙製のブランドパッチ。革より軽く、穿き込むほど風合いが出る。 |
| 尾錠(びじょう) | Buckle Cinch | シンチバックを締める金具。ウエストを調整する。 |
| サスペンダーボタン | Suspender Button | サスペンダー(吊りひも)を留めるためのボタン。戦前のジーンズに見られるヴィンテージのディテール。 |
縫製・ステッチ
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| シングルステッチ | Single Stitch | 裏の縫い目が一本に見える縫製(本縫い)。ほつれにくく端正な仕上がり。 |
| チェーンステッチ | Chain Stitch | 裏側が鎖状につながる縫製(環縫い)。裾では糸と生地の縮み差でねじれ(ロープ効果)が出やすく、段々のアタリが育つ。ユニオンスペシャル等が有名。 |
| 巻き縫い | Felled Seam | 両方の生地端を巻き込んで二本針で縫う丈夫な縫製。脇や股の縫い目に使う。 |
| Vステッチ | V-Stitch | 返し縫いが難しかった時代に、端をV字に縫ってほつれを止めた工夫。 |
| 一筆縫い | One-Stitch | 糸を切らずにパッチや腰周りを一気に縫い付ける旧来の製法。 |
| ユニオンスペシャル | Union Special | 米ユニオンスペシャル社のチェーンステッチミシン。裾上げの名機で、通称「ダルマ」。 |
| 運針(うんしん) | Stitch Density | 一定の長さあたりの縫い目の数。細かいほど丁寧で強く、粗いとヴィンテージ感が出る。 |
| ロックミシン(縁かがり) | Overlock | 布端をかがってほつれを止める縫製。革新織機の切りっぱなし生地に使う。 |
| 三つ巻き縫い | Triple-Fold Hem | 布端を三つ折りにして縫う、ほつれにくい丈夫な始末。 |
| 二本針縫い | Double-Needle | 2本の針で平行に縫う丈夫な縫製。ステッチが二重に走る。 |
| カバーステッチ | Cover Stitch | 表は平行ステッチ、裏をルーパー糸で覆う、伸縮に強い縫製。 |
| 空環(からかん) | Thread Chain | 縫い始めや縫い終わりにできる糸の輪。ヴィンテージの名残。 |
加工・洗い
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| リジット(生デニム) | Rigid / Raw | 洗いや加工をしていない、糊の付いたままの未加工デニム。色落ちを一から育てられる。 |
| ワンウォッシュ | One-Wash | 一度だけ水洗いして糊を落とし、縮みを済ませたデニム。届いてすぐ穿ける。 |
| 糊落とし(ファーストウォッシュ) | First Wash | リジットを初めて洗い、糊を落とす作業。一部で「儀式」とも呼ばれ、その後の色落ちと縮みを左右する最初のひと手間。 |
| サンフォライズド | Sanforized | 洗濯後の縮みを一定の範囲に抑える圧縮防縮加工(商標に由来)。あらかじめ生地を縮ませて安定させるが、縮みがゼロになるわけではない。 |
| ストーンウォッシュ | Stone Wash | 軽石などと一緒に洗い、擦れによる色落ちと柔らかさを出す加工。 |
| バイオウォッシュ | Bio Wash | 酵素の力で繊維を分解し、繊細なユーズド感を出す加工。 |
| ケミカルウォッシュ | Chemical Wash | 酸化剤などで強く色を抜く加工。白っぽいまだら状の色落ちが特徴。 |
| ブリーチ | Bleach | 漂白剤で色を抜く加工。部分的に使うとムラや濃淡の演出になる。 |
| ダメージ加工 | Damage/Distress | 破れや擦れをあらかじめ施し、着古した表情をつくる加工。 |
| ヒゲ加工 | Whisker Finish | 股まわりのヒゲ状の色落ちを人工的に付ける加工。 |
| リペア | Repair | 破れや傷んだ箇所を繕う補修。実用から生まれ、今はデザインとしても行われる。 |
| ユーズド加工 | Used Finish | 着古したような色落ちや傷を人工的に施す加工の総称。 |
| リンス加工 | Rinse Wash | ごく軽く水を通しただけの加工。リジットに近い濃さを保ちつつ糊を和らげる。 |
| シルケット加工 | Mercerization | 綿糸を薬品で処理し、光沢と強度を高める加工。 |
| レーザー加工 | Laser Finishing | レーザーで色を飛ばし、ヒゲやダメージを描く現代的な加工。 |
| グラインダー加工 | Grinder Finish | 回転工具で生地を削り、擦れたようなアタリを付ける加工。 |
| 樹脂加工 | Resin Finish | 樹脂でシワや形を固定する加工。立体的な表情を保つ。 |
| タンブラー乾燥 | Tumble Dry | 回転式乾燥機で乾かすこと。縮みが出やすいので普段は避けたい。 |
| 手洗い(押し洗い) | Hand Wash | やさしく押して洗う方法。デリケートな一本や色を守りたいときに。 |
| ノンサンフォライズド | Unsanforized | 防縮加工をしていない生地。最初の洗いで大きく縮むため、縮みを見越したサイズ選びが要る。サンフォライズドの対語。 |
色落ち・経年変化
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| エイジング | Aging | 穿き込みや洗いによって進む、色落ち・風合いの変化の総称。育てる楽しみの核。 |
| 経年変化 | Aging over Time | 時間の経過とともに現れる色や質感の移り変わり。エイジングとほぼ同義。 |
| 色落ち | Fading | 摩擦や洗濯でタテ糸の藍が削れ、中白が現れて色が薄くなること。 |
| アタリ | Wear Marks / Fade Highlights | 段差や凸部が擦れて白く浮き出る局所的な色落ち。立体感の源で、コントラストの強弱は生地・染め・穿き方によって変わる。 |
| タテ落ち | Vertical Fade | ムラ糸などにより縦の筋状に現れる色落ち。ヴィンテージらしい表情。 |
| 点落ち | Spot Fade | 粒状に散って現れる色落ち。生地や糸の個性で出方が変わる。 |
| ヒゲ | Whiskers | 股のつけ根から放射状に伸びる座りジワの色落ち。 |
| ハチノス | Honeycombs | 膝裏にできる蜂の巣状(網目状)のアタリ。膝の曲げ伸ばしで生まれる。 |
| パッカリング | Puckering | 縫い目まわりの糸と生地の縮み差で生じる、うねった凹凸の色落ち。 |
| 耳アタリ | Selvedge Fade | 裾を折り返したときに耳(セルビッチ)沿いに出る、線状のアタリ。 |
| 色移り | Color Transfer | 濃いインディゴが摩擦や湿気で白い衣類や小物に移ること。穿き始めに起きやすい。 |
| 目落ち | Weave Fade | 織りの畝(綾目)に沿って現れる細かな色落ち。 |
| グラデーション色落ち | Gradient Fade | 濃淡がなだらかに移り変わる色落ち。全体のバランスで見せる。 |
| ロープ効果 | Roping | チェーンステッチの裾に出る、ねじれた段々状の色落ち。 |
| 総アタリ | Overall Fade | 縫い目や凹凸、擦れやすい部分を中心に、全体に出た使用感・色落ち。 |
| 色止まり | Fade Plateau | 穿き込みが進み、それ以上は色落ちしにくくなった状態。 |
| キャスト | Cast | 色落ち全体に感じられる色みの傾向。グリーンキャスト(緑がかる)やレッドキャスト(赤みがかる)などがある。 |
お手入れ・実用
| 用語 | English | 説明 |
|---|---|---|
| 裾上げ | Hemming | 丈を詰める仕上げ。チェーンステッチで行うと裾に段々のアタリが育つ。 |
| チェーンステッチ裾上げ | Chain-Stitch Hem | ユニオンスペシャルなどで裾を環縫いする方法。ヴィンテージらしい色落ちが出る。 |
| 陰干し | Shade Drying | 直射日光を避け、風通しのよい日陰で乾かすこと。褪せや黄ばみを防ぐ。 |
| 裏返し洗い | Inside-Out Wash | 裏返して洗うこと。生地表面の摩擦を減らし、色落ちを穏やかに保つ。 |
| 単独洗い | Separate Wash | 他の衣類と分けて洗うこと。色移りを防ぐ基本。 |
| 縮み | Shrinkage | 水や熱で生地が縮むこと。未洗いの生地ほど初回洗いで大きい。 |
| 色止め | Color Fixing | 色移りを抑える処理。塩や酢による家庭での効果は限定的とされる。 |
| 中性洗剤 | Neutral Detergent | おしゃれ着用のやさしい洗剤。デニムの色を守りながら洗える。 |
| 蛍光増白剤 | Optical Brightener | 白さを強調する洗剤成分。デニムの色みを変えることがあり避けたい。 |
| 平干し | Flat Drying | 寝かせて干す方法。ジャケットなどの型崩れを防ぐ。 |
| ドライクリーニング | Dry Cleaning | 水を使わない洗浄。デニムは基本、水洗いが向き、風合いが変わることもある。 |
| 洗濯表示(ケアラベル) | Care Label | 洗い方を示すタグ。お手入れの前にまず確認する。 |
| つけ置き | Soaking | 長時間・折れた状態では色ムラの原因になる。未洗いのリジットでは縮み出しの目的で行うこともある。 |
| 部分洗い | Spot Cleaning | 汚れた箇所だけを洗うこと。全体の色落ちを進めずに済む。 |
本記事について
著者: 児島ジーンズ(KOJIMA GENES)編集部
公開日 / 最終更新: 2026年7月12日

